「会社の給料で一生やっていく自信はなかったんです」
そう語ってくれたのは、32歳の元会社員・拓海(仮名)さん。
昼は営業職、夜はくたくたの身体で机に向かい、商品レビューを月100本ペースで書き続けるという驚異的な行動を半年間も継続。
検索結果の上位を次々に独占し、収益化に成功。そのまま会社を辞めて独立というルートを切り開きました。
ただの凡人がここまでやれるのか、って思うかもしれません。
でも彼のやっていたことは、実は「とてもシンプルな作業の繰り返し」だったそうです。
今回は、そんな拓海さんの習慣、使っていたテンプレート、心が折れそうになった瞬間、そして“行動し続ける人間だけが見れる景色”について深く伺いました。

正直、真似すれば誰でも可能性ありますよ!
副業を始めたきっかけはシンプルな金欠
── 拓海さん、よろしくお願いします。まず副業を始めようと思ったきっかけから教えて下さい
拓海さん:
こちらこそ、よろしくお願いします!ぶっちゃけ、最初はただの金欠です(笑)当時、手取り21万くらいで、家賃と生活費払ったら全然残らなくて。貯金どころか、毎月ギリギリ。転職も考えたんですけど、すぐに収入上がる保証もないし…。
で、ネットで「副業 会社員 おすすめ」って検索して、アフィリエイトって単語を見つけたんです。「これなら一人でできるかも」って思って、始めた感じですね。軽いノリでした。
とにかく数!月100記事を書き切る作業習慣
── 月100本のレビューって、正直やばいと思うんですが…最初からそんなペースだったんですか?
拓海さん:
いやいや、最初は1日1本書くのが限界でした。でも、商品レビューって構成がだいたい一緒じゃないですか。「買った理由」「使った感想」「メリット・デメリット」「どんな人におすすめか」っていう流れで固定しちゃって。それを自作のテンプレートにしてから、一気に効率が上がりましたね。
慣れてきたら、1記事40分で書けるようになって。夜は3〜4時間使える日が多かったんで、1日3〜4記事ペースでどんどん積み上げました。もう、完全にルーティン化してました。
ジャンルも絞らず「書ける商品を全部レビューした」
── 商品レビューって、どんなジャンルで書いてたんですか?ジャンルを特化させる人も多いですが…。
拓海さん:
僕は逆に、ジャンルは広めにしてましたね。家電、日用品、美容グッズ、健康サプリ、電子書籍リーダーとか、何でも書いてました。ASPの商品探して、「これレビューしやすそうだな」って思ったら即仕入れて、使って、書いて。レビューって結局“使ってみたかどうか”が信頼につながると思ってたんで。
記事数が多かったからこそ、どの記事が反応いいかのデータも溜まりやすかったです。「この系統、売れるな」とか「この商品の検索キーワード弱いな」とか、体感でわかるようになってくるんですよ。そういう意味でも、最初は広く攻めて正解でした。
SEO上位を量産できるようになった要因とは?
── 商品レビューでSEO上位をバンバン取るのって難しそうですが、どうやって上がっていったんですか?
拓海さん:
1つはやっぱり記事数の力です。ロングテールキーワードを狙って、「商品名+評判」「商品名+使ってみた」とか、「商品名+比較」みたいなニッチ系でひたすら書いてたら、徐々にGoogleに評価されるようになったんですよね。最初は全然上がらなかったけど、3ヶ月目くらいから「あれ?毎日誰かしら来てるな」って感覚が出てきて。
あと、毎日の更新って、検索エンジンから見ると「このサイトは生きてる」って印象になりやすいらしくて。それも順位に影響あった気がします。週1より毎日。とにかく数で殴る(笑)
副業から独立を決意したきっかけ
── そして、半年後には独立されたと…タイミング的にはどの辺で「いける」って思いましたか?
拓海さん:
月収でいうと、20万を安定して超えた時ですね。3ヶ月目で5万円、4ヶ月目で10万円、5ヶ月目で15万円、6ヶ月目で25万円くらいで。「あ、これ、もう会社いらないな」ってなって。あと、その時に体調崩して入院したんですよ。ストレスとかで。で、ベッドの上で「あ、俺もう働き方変えないと無理だな」って思って、退職決めました。
作業を継続できた理由と、心が折れなかったポイント
── その作業量を継続できた理由って、なんなんですか?普通だったら途中で嫌になりますよね…。
拓海さん:
僕は「数値が伸びる」っていう快感がモチベでしたね。GoogleサーチコンソールでPV伸びるとか、初クリック出るとか、そういう小さな数字を楽しめるタイプだったんで。あと、Twitterで毎日作業報告してたのも良かったです。反応くれる人もいたし、仲間意識も芽生えて孤独じゃなかった。
完璧にしようと思ってたら絶対続かないから、「60点でいいから出す」ってルールも自分で決めてました。その分、後で見直して改善すればいいし。出さなきゃ何も始まらないんで、とにかく出す。これに尽きます。
まとめ
拓海さんが見せてくれたのは、「普通の人が、毎日淡々と作業を続けたら、どこまで変われるか」のリアルな証明でした。
月100本のレビューというと聞こえはすごいですが、やっていたのはテンプレを使った繰り返し。
感情を切り離して、毎日机に向かって、記事を積み重ねた。
その先にあったのは、副業から独立という、ひとつの働き方の選択肢でした。
今、PCの前で「何から始めればいいかわからない」と悩んでいるなら、まずは「1記事目」を今日書いてみて下さい。

それが半年後のあなたの人生を、大きく変える始まりになるかもしれませんよ!